某巨大掲示板での近藤の評価が低い〜とつぶやく判ちゃんに、つられました、雪うさぎ。

じゃあいっちょ、きちんと成長記録とってみよう。近藤が、どれだけすごいか、見せてやる!!!

・・・・結局いつもの通り愛情だだもれ。

(一応、赤は成長。青は失敗で、色分けしてまっす。)

近藤登場から、イガラシ編まで、一気語り。近藤編はまたの機会に。

近藤の成長を検証してみるその1 2008/4/3

全く誰ですか火ィ点けたの。
近藤の成長記録取りたくなっちゃったじゃないですか。
現時点でレポート用紙5枚でまだ江田川だよ・・。
冷静に熱く検証、近藤の亀成長記録。
いくぞっ!きわめて局地的ニーズしかない自己満足な近藤プッシュ。
その1.
墨谷二中入部(赤ちゃんか動物時代)
新入部員テスト成績:守備ザル。打撃・・直球ならホームラン二本、センターのフェンスに1本、コースには無頓着(「ボールでも良いから真っ直ぐ投げてえな」から推測)、変化球は打てない。
投球・・外野からホームまで勢いのある速球。マウンドからの投球では、その重さと速さに、たった三球で捕手小室が悲鳴を上げた。
やや天狗になったところで丸井に打たれて(初めて打たれたらしい)ピッチャー返しをくらい、落ち込む。
しかし、クビを賭けて投げてしまう厚かましいまでの度胸は評価されていい。


港南戦
いきなりライト・・・凡フライとれず、丸井と激突。
ライトの大変さを知ってかっちょわるい発言を反省。
リリーフ→イガラシのおかげでバント処理は出来るようになった!
9回裏、キャッチャーフライを捕りに行って落球。(掛け声が聞こえていない)
セットポジションを知らない(今までランナーを出したことがない・・・?)
スクイズも知らない!(ランナーを出したことがないので当然。)(

実は野球をよく知らなかった近藤・・・さあ大変だ。
本人は一生懸命考えてるんですよ。加藤が捕った、あ、大変だっファーストカバーに入らなきゃ・・とどたどた走って丸井に激突・・・負けた。

夏合宿
守備練習はボールをよけてたり何か遊んでるみたいですが。
投球練習は夢中でやってる。基礎トレはヒイヒイ言いながらついていっている。
なんだかんだで、最後まで残ったたった一人の一年生だ。

36校との練習試合
春選抜でベスト8の川下中相手に、8回までノーヒットノーラン。
9回にピッチャーゴロを捕球できずランナー出しましたが、まあ、これはイレギュラーだったので仕方ないでしょう(とイガラシも言ってます。)
セットポジションを覚えた!
しかし、何処に送球するかの判断ができない近藤。
ファーストに投げるべきところをセカンドに投げたり、
スクイズに、ホームへ悪送球・・・。「完封したかった」ここで出てきました、近藤の悪い癖、色気。
イガラシが抑えて勝ちましたが・・・残り35校との試合、恐らく丸井は近藤にピンチの経験をさせなかったんじゃないかと推測。近藤の成長、止まってます。

地区予選
江東中戦。先発近藤。バットが折れるぐらいのすごい球。2回でコールド勝ち。
以後、準決勝まで墨谷は全て3回コールド。近藤はノーヒットで抑えてきている。
(戦力隠すには単純でうってつけなのでひょっとしたら全試合投げたかもと推測・・。)

青葉戦
コーナーを正確につくことを覚えた。(ただのコーナーじゃないです、イガラシレベルの要求のコントロールですよ・・。)
生まれて初めて、一イニングで一人も三振に出来なかった。
2回まででものすごく疲労・・・・強敵だ青葉・・・。しかし落ち込んでもすぐ立ち直ってます。
9回、近藤ついに疲労によりすっぽぬけ、打たれる。
ランナー忘れてた、ふりかぶってしまった、足もつれて転んだ・・・
ここは責められないような気もします、精神的に限界だったんだろうし・・・。
完投したいと言い張る近藤は、オモチャに夢中で熱を出した子供のようです。
・・・・結局ホームラン打たれてしまった・・・。
肩に熱・・ベンチに引っ込めといわれて、それでもライトじゃないんですかと踏ん張る近藤の一生懸命さが好きだ。(←あ、私情)



今日はここまで・・・・。このペースで何日かかるかしらん。
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近藤の成長を検証してみるその2      2008/4/4

じゃ、近藤検証その2いきまっす。
その2
イガラシ編
春ですイガラシキャプテンは人材確保に頭いためてます。
近藤が、いっちょまえにイガラシに意見してますよ、慎二と二人で。
後ろをヒィヒィ着いていくだけじゃなくて、考えるようになってきたじゃないですか。
「うちで一番バントの下手な男」・・・拗ねてますが、すぐ忘れます。奮起を期待したイガラシの空振り。
肩は治ったようで・・・よかったよかった。
強化練習:鈍足どたどた。腕立て伏せ56回でぐだぐだ。ウサギ跳びごまかした!
後輩への近距離ノックはちゃんとできてます。
外野守備、まるでダメ。まだフライ捕れません・・・orz


夏大会前の練習:加藤「あのぶきっちょだった近藤が、すごいシャープな振りしてるじゃないすか」ナインにも誉められるぐらい打撃成長してます。
丸井さんは意地でも誉めません。丸井さんは謙虚な人が好きなのです。

金成戦:また球が速くなった!大会前のわずかな期間で、井口並にスピード上げてきたんですよ!!どれぐらいって、竹箒二本分の距離ぐらい速くなったんですよ!すごいぞ近藤。
打撃の方も、ちゃんとボールを選ぶようになった。シュートも打てるようになった。このときはホームランです。立派な5番打者です。

練習:「ショートバック!」自分で野手に指示を出せるようになっている。いや、当たり前っちゃあそうなんだけど、なにしろ近藤ですから。
朝日高練習試合一回目:朝日高のキャプテンが手加減したのが分かるぐらいにボールが見えている。よしよし。
投球は、上下左右に散らす工夫を覚えた。(つうことは、非常に素直なピッチングで今までやってきたのね、近藤・・・)
打たれまくって、少しは謙虚になった・・・のだろうか・・・(不安)。

江田川戦:
長いですよー。近藤にとっては辛い試合です。
一回表。イガラシ敬遠ですが、結構冷静です近藤。「力まずにミートしなくちゃ」←少し賢くなってる!ピッチャーにいい具合に集中出来ている・・・と思ったら、集中しすぎて、イガラシのスチールサイン見落とした。
見事に混乱してます。もうピッチャーへの集中も何もあったもんじゃないです。
つぎの課題はサインプレーですか・・・。
しかし、ここで、近藤あきらかに萎縮しちゃってます。9回の打席でも響いてきます。イガラシの方ばかり気にして、まるでピッチャーに集中出来てません。自分で判断することが出来なくなっています。(イガラシノーサインの理由知りたいんですが・・・表情読めないので・・・近藤にサインしても無駄だと思ったのか、ホントにど真ん中だったのか・・)。
悪夢の9回裏。近藤、ライトでエラー、エラー、エラー三連発・・・。
さあ、ここでまさかのリリーフ起用だあ!無死二,三塁でバッター井口!
責任感芽生えてきた「ワイのだしたランナーや、何としてもホームに入れるわけにいかんからな」
小室とイガラシに誉められるぐらいの投球内容です、気合い入ってます。
さて、本来近藤の苦手な駆け引きになってくるわけで、イガラシと井口の騙し合いは、やや井口に有利な状況。何とかしたい近藤の色気、出てきます・・・。
でも、以前は完封したかったとか自分本位でしたが、どうしたら打ち取れるやろかと一生懸命近藤なりに考えてるんですよ、いかんせん素直に育ってるもんで簡単に騙されるんだけど。そして、やっぱりルール分かってない・・・orz.

「このさいおまえはバカなこと考えずに言われたとおりのことをしてりゃいいんだよ」
次回はこのイガラシの大失言から〜。

いや、パソコンフリーズ4回目なので力つきた。では。
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近藤の成長を検証してみる3  2008/4/13

どうもー。やっぱり長くなっちゃいましたよ。
近藤の魅力を語るには、あと千球は必要だぜ!なんて。
じゃ、いきます。
さてさて、普通は小室に感情移入して読むところですが(そうすると、近藤に腹が立って腹が立って仕方がなくなると)そりゃ、わたしだもの、KYで近藤目線でいきますよ。(雪うさぎ語ではKYは近藤ヨイショの略だ!)
「この際お前はバカなことを考えずに言われた通りのことをしてりゃいいんだ」
さて、100万の近藤ファンを敵にまわした・・・わけでは全然ないのが日頃の人徳なイガラシのこの台詞からでございます。
”問題児・近藤に手を焼く野球機械イガラシ!”のキャッチコピーはこの辺りの連載だったでしょうか?
いや、上手いコピーだなあ、と思いました。そうなんですよ。
イガラシにとって、この試合、近藤の能力は勝つために必要。
しかし近藤のムラッ気は正直、いらないわけで・・・・、この辺、本音なんだけども。
でも、そこで近藤に腹を立ててしまう小室と違うのがイガラシのその後の行動。
小室は切れちゃう訳ですよ。「バカには野球向かないって、ほんとだぜ!」
ところがイガラシは感情に走らない。しまった!と思ったかどうかは表情から読めないけれど、とにかく勝つためには近藤に投げさせるしかない、と判断して、くさる近藤を褒める方に動く。
この冷静さ、勝つためにさっと切り替える辺りが、野球機械だなあと思った。
さっきの台詞のすぐ後ですよ、「たのむぞ、お前の一球一球に墨谷の勝敗がかかってるんだからな!」
すげえ切り替えだ・・・・。
代打がおとりだから勝負していいと言われて、もう俄然近藤の表情違うんですよ。一気に、投手としての気合いがはいる。
で、さらにスクイズ狙いの代打が出て、満塁策で敬遠しろと。
気合いはいったとたんこれですよ。井口とイガラシの戦いに、翻弄されてます、近藤。
近藤だって、キャプテン命令で敬遠しろと言えば、従う訳ですよ、もちろん。
しかし、イガラシはそうしない。
勝つためにどうすればいいか、近藤を上手く使うにはどうするべきか、で答えを出す。
(もちろん、イガラシなりの、自分がまずやってみせるという行動美学のもうひとつの側面もあるのだけど。自分が動かなければ人はついてこないという。)
「なんなら俺がやってやろうか」
自分の代わりに野次をうけるキャプテンをみて、うつむく近藤。
イガラシの行動が伝わったかというと、また萎縮する方向にいっちゃってるのが、近藤らしいですが。
「てっきりなぐられるんやないかと」
「あの、また歩かせるんで・・」
浮き足立ってますがな・・・とほほ。
最後のバッター。
徐々に集中していく近藤。うまくイガラシ、気分を乗せていってます。
近藤、知らないことは多いですが、実体験すると身に付く子なんですよ。
「ほ、ほんとや!高めとなるとぎこちないスイングやがな」ほら、またかしこくなった。
素直すぎる近藤、打者との駆け引きの裏表もイガラシに指南されております。「おまえのそのムラッ気で度々苦い思いをしてるんでな」
「ま、ワイにそれが分かるくらいなら守備ももっとうまくなってるんやろうが」
近藤、リアルに体験しながら、成長中です。このあたりの、気合いの入った表情が、いい。
(しかし・・・・ファール、ファールのこの息詰まる投球の間、間を取ったりアドバイスするのが全部イガラシってどういうことですか、小室ぉ・・・・。)
この緊張に耐え抜く精神力と体力も、流石です近藤。
勝負の、センター前ヒット、久保と慎二の必死の返球、本塁死守する小室、はらはらしてほっと息ついた後。
投げたい近藤の気持ちをくんでやるイガラシ、面白いなあと思う。勝つための方法にはとことん冷静なくせに、こういうところ温情あるんだよね。青葉戦でもそうだったけども。人間らしいの。
そして、最後の打者との駆け引きで、・・・でた、近藤の色気・・・。
「いくらキャプテンかて、三振にとりゃ文句もいうまい」
自分で考える子なんです、近藤(必死のフォロー)痛い目にあって、賢くなるんです(必死の以下略)。
イガラシのギロッ。素敵。


合宿編
一年生にはなんか慕われてるみたいっすよ、近藤。お菓子や漫画のアドバイスばかりですが。
カーブを投げようとしてます、近藤。しかし丸井さんたら、「素質を工夫する素質はおまえにゃないんだな、これっぽっちも」・・・・・・・ひどい・・・・。
しかし、結果的に、このアドバイスのおかげで、近藤はフォームを崩さずにすんだんじゃないかな。

朝日高との練習試合3回目。
丸井さん、口と思ってること違いますってば。
「しっかりしてくださいよ、ただの直球しか能のないやつに手こずったりして」(また一段と肩ができあがってきたようだな)(あんな球投げられりゃいくら高校生でもそう簡単に得点できるわけねえや)
・・・・認めてるじゃん。
丸井さんとの勝負!
近藤、駆け引きおぼえてますよ、ちゃんと。
丸井さんが打ち気満々なら、外してみる、と。→丸井さんにはお見通しなんだけど。
「そんじゃ、今度はきわどいのいくさかい」「いちいち断らなくていいんだバカ!」やっぱり素直な子だよ、近藤・・・。
どなられながら、駆け引きを丸井さんに教えられていく近藤。
そして、丸井さんを三振にとりましたよ!ついに。
(おまけ:近藤、丸井さんのおかげでお礼を言う礼儀もおぼえたようです〜。)
やっぱ、近藤好きやわ。今日はここまで〜。
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近藤の成長を検証してみる4   2008/4/15

 

さすがに、全国大会まで来ると、技術面の心配はぐっと減ってきましたね、近藤。あらためてその1から見直すと、直球投手としてはもうピカイチのレベル。あとは精神面だな〜ということで、いきます。


ぜんこくたいかーい。一回戦白新中戦。
自信のついてきた近藤、ベンチでは2年生ながら小室と久保の間に座ってます。この、座る位置も重要なんすよ。(北戸戦ではイガラシの隣だったり隅っこいったりしますから〜。)
先発ですよ〜、この子のことだから、全国大会で先発ってすごく喜んだに違いない。
心なしか、イガラシの「たのむぞ、近藤」も増えているような気がします。いっぱい指示されて、混乱しつつも、なに、それしき、と、ふんばります。(気づいたけど、近藤も、いやだとかすねることはあっても、弱音吐かない子だなあ。)
牽制も、上達してます。白新は児玉の足と作戦のが上手だけども。
立ち上がり、少しコントロール甘いようです、近藤。
「トップバッターに打たれて動揺してんじゃあるめえな」
・・・・・・・・動揺してんのはオメエだ!小室!!!
すいません。博愛主義ですが、前回の江田川戦から、わたし小室に点からいです。そんなんだから近藤に信用されねえんだ・・・・(というのが響いてくるのは北戸戦の話ですが。)
ダイビングキャッチ、超ファインプレーで投手を助けるイガラシキャプテン大好きだ。

打席では、的を絞れと言われて、ど真ん中待ってますよ、近藤ったら。どこまで素直なんだ。
7回裏。イライラしてきています、近藤。(まるで、谷口さんの墨高にミート打法されまくりの強豪ピッチャーのような精神状態。)それでも、バント処理はかなり素早くなっています。それでも児玉は刺せないの。
散らしたらどうなんだ!と小室。ここはナイスアドバイスだね。・・・・と思ったけど、散らす指示もオメエが出してるんじゃないんかい!・・・とつっこんでみる。
素直に、近藤散らしますが、打たれました〜。
「そ、そんな、ワイはこれからエンジンが」その負けん気は大好きだよ、近藤。
気持ちはわかるが、の一言を入れるようになったよなーイガラシも。
さて、イガラシが投げる前に、ライトの近藤のカットが入るんだけど。
じーっと、見つめてるんだよなあ。
このあたりは智将イガラシの本領発揮、なストーリーなんだが、実は近藤、ここですごくイガラシを尊敬したんじゃないかと思う。
理由っすか?
その後の打席、4番イガラシ、5番近藤、イガラシの振り回すなというアドバイスに、ほんまかいなと疑問を持ちつつも、「ま、このさい言われた通りやってみるこっちゃな。」
怖いから従うとか叩かれるから従う、とかだった近藤がですよ。イガラシの言うことなら、と、認めて従ってるんです。(この信頼関係がいまいち捕手小室とできてないところが・・・・次の問題。)
この、認めて従う、というポジションが、イガラシ編の近藤ここにあり、なんですよ。
バントのサインは見逃したけど(相変わらず近藤相手に要求度高いよイガラシ・・・・)
「ど真ん中に来る球は決まって変化したんやけど、今のはそのまま入ってきたもんで」←ちゃんと敵の癖も分析しながら打ってるじゃないですか。
レフトへ痛烈なヒット〜!
さすが5番!ちゃんと走ってりゃ2ベースなのにって、オチがつくのが近藤クオリティ。
あ、関係ないけどチョコン打法の近藤かわいい〜かわいい〜。


え、次、北戸?
休憩〜。週末出張だし。
ではでは。

近藤の成長を検証してみる5(北戸編)     2008/4/18

まだ続いています。
自分でもバカだと思います。
どんどんひいきのひきたおしになってる自覚はある。妄想入っている気もする。
近藤のSS書きたいなあ。

「イガラシと小室の言う通りにしない近藤」というところにとらわれていると、とんでもない損をしてたんじゃないか・・・・!近藤びいきに染まりきった超・不公平な目で見ると、ちばセンセはやっぱりすごいよ。
ということで、待ちきれずに北戸編いきます。ここまで独断偏見ですみません。



北戸編、前半は相変わらずの近藤です。
「よろすぐ」に笑っちゃって丸井にしばかれたり久々に尻蹴られたり、耳の穴かっぽじってみたり、ライトは未だにフライ取るのも苦手だし。北戸の戦力を軽く評価した丸井さんのことを「そんな配慮する人やろか」「お前には別なんだ」←空気和むなあ。
北戸ピッチャー戸田の立ち上がりが悪いのをいいことに、しょっぱなから色気出してます。一応、近藤なりに、フライでもタッチアップできるんだし、と思慮を巡らせてホームラン狙い。しかし、イガラシからスクイズのサインが出ていたのを見逃した!
みんなに怒られてます、牧野が本気で怒ってます。おこりんぼ世話女房の発芽?
隅っこにしょんぼり座る近藤ですが、すぐに立ち直って、嬉しそうにイガラシの隣に。
あ、さっそく殴られました。こうやって躾けられてるんだ・・・・。
あ、ブルペンの戸田に全く悪気なくケンカ売っております。
イガラシに今日は全部俺が投げると言われて、ちょっと拗ねてみます。でも、もう猛獣使いイガラシも慣れたもんです。「すねるな、準決勝でその分活躍してもらおうってんだから」「勝ったらの話でしょ」
えんぎでもねえっとなるイガラシ。あーもーイガラシにこういう口がきけるんです、近藤ってば。

そんな感じで、近藤の出番なく、試合はどんどんすすみます。北戸のファール攻めでキャプテンはふらふらですが、頑固です、意地っ張りです、あ、コテンと倒れました。
丸井さんが見かねて近藤との交代をすすめてますよ。
相変わらずの丸井さんの口の悪さに、近藤ちょっと拗ねてみますが。
「ワイがやりまっか」
あああ、もうここの近藤、大好きなんだ!!
心配とかの言葉でなく、すっと、自分がやるべきことを理解して、あっさり言う。
もともと本能の子ですが、理屈はいらんのです。ふっと緊張と意地のとぎれたイガラシを見て、
すっと言葉がでる、このタイミング!
丸井の激励に「とうぜんやんけ!」と答える近藤、もう、どんだけカッコいいんだ〜。
マウンドで、ガッガッとプレートを蹴るあの仕草、ああ近藤だって感じでうっとり。
・・・・どうも、成長検証するどころかミーハーになってきてますが。


ちょっとまじめに、この後の近藤のピッチングについて、語ってみましょうか。
しょっぱなの8番、9番に対するピッチング、タイミングのずらしっぷり、バントの見破り、すべて、近藤自身の判断です。イガラシはこの間(気づいてますが)口頭での指示は出していません。(小室も出してませんよ、一応言っておくけど。)外角狙いのバッターに対し、内角に投げて2ストライク。
自分で判断し、投球している間の近藤は、ものすごく調子がいいわけです。
(やっている投球術はイガラシの背中を見て覚えてきたもの。感覚的に、本能的に、実は近藤はちゃんとイガラシ野球を身につけつつある。)
ところが、小室の言う通りに外角へ投げろと指示されてから(小室はイガラシの考えに従っているわけだから、要はイガラシの指示ということなんだけど)、とたんに打たれまくるんです、近藤。
決して、気合いの抜けた球を投げてる訳ではない。けれど、打たれる。
「言われた通り投げてるんやもん、当然やんけ」
イガラシを休ませるため右寄りの布陣、という作戦は分かるんだけど。近藤を信用していない作戦とも言える訳で。
うーん、なんかすっきりしないんですよ。

イガラシの言う通り、がイガラシの野球ですか?
本能的なところでちゃんとイガラシの野球をやりはじめている近藤に、なんでイガラシも気がつかないの・・・!
表面的に、江田川戦と同じように「言うことを聞かない近藤」と受け止めちゃだめなんだよ。




ま、そんなこんなで一点追加されて。
「次は4番バッターだし、ここはやはりイガラシで乗り切った方がいいと思うんだがな」
〜〜〜〜〜〜小室っっっ!テメエ・・・・・!!結局一番イガラシに頼り切ってんじゃねえか、(ぜえはあ。)
おまえ、近藤の球受けながらそんなこと考えとったんかい!
泣けてくるよ、ホンマ。
近藤だって、自信なくすよ。
「こ、このさい、ワイも賛成や」初めてのこの子の弱音・・・・。
迎えるバッターは、4番山口。こいつの名前は忘れません。
山口「こいっ」近藤「いやや」ここまで追いつめられた近藤は初めて見ます。
近藤、初めての自分からの敬遠。プライドも捨てて、自分の役目を全うするために必死。
(江田川戦の敬遠をいやがった近藤はもういません。これも大成長。)
「しっかりしろよ!ランナーがいる以上、お前が頼りなんだぞ」
(考えてみると、キャププレで、ピンチで踏ん張らされる後輩リリーフって、近藤だけじゃないだろうか・・・・・不憫。)
外角を要求しつづける小室。近藤、じれてきます。
打者を甘く見ちゃだめだという小室の指示は、もっともなんだけど。
「さあこいやなんて・・・・あんたのいうとおり投げてるけど、打たれっぱなしなんやで」
いつもの近藤のムラッ気ととりますか?
信頼関係できてないんだよ、小室と近藤。
結果的には「ムラッ気」なんだけど。
(うがった見方をすれば、外角攻めひたすらやっといてひょいとシュート投げて打ち取るのはイガラシの常套手段。
変化球持っていない近藤には、コース変えるしかないじゃん。・・・・・とフォローしてみたりして。
無駄だなあ、ちゃんと外角なげてりゃ次は松尾がキャッチしてたかもしれんしなあ・・・うん、分かってるんだよ、言ってみただけ。)
とにかく、近藤、小室の指示無視して内角に投げた〜!
打たれた!同点!イガラシがセカンドに投げて、アウト!
・・・やっぱり小室に怒られてます、近藤。すみっこで反省してます、近藤。
落ちこんで、動揺しまくりの近藤に、猛獣使いイガラシ、せっせとマインドコントロールしかけてます。
「力をいれず、球をよくみて、脇をしめて」←マインドコントロール
近藤、打ったーサヨナラホームラン!!!

結局、どのへんが成長したのかといえば。
イガラシの近藤操縦術がUP。
近藤の成長は、色眼鏡すぎてうまく言えません、わはは。(投げた!)
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近藤の成長を検証してみる6(南海編もしくは通過儀礼)         2008/4/28

   

北戸試合後、南海中観戦を模写。
やっぱりちばセンセの腕のラインはいいなあ・・・。
はい、近藤の腕とイガラシの腕が描きたかっただけです。ナマ腕ですよ、
夏服から伸びた逞しい腕、もうきゅんきゅん萌えます。
いつのまにかイガラシの隣に座れるようになっている近藤。反対側には
丸井がいて、何かとイガラシの世話を焼いてるわけだ。



南海偵察の、その後から。
荷物持たされたりノック役を指名されたり、丸井さんにとって近藤は一番ものが言いやすい相手のようです。
これも愛情?バスでも「たのむぞ近藤。イガラシこれじゃおめえに頼る意外ねえんだからよ」丸井さん頼むって言いましたね?ふふふふ。
で、ミーティング後のノックは、丸井テレパシーの通じない近藤、びしばし打っちゃうんだなあ。
(情け知らずだと思っていたが)って丸井さん、それ、墨谷のキャプテンの伝統ですから!
応援団見て心を鬼にした丸井さん、外野の3人に特訓です(頭数に入っていなくてホッとしてる近藤、かわいい。)

さあ、南海戦。先発ですよ、近藤。
北戸のスイングを研究している南海に、不安な近藤。(すぐに気がつくのがイガラシ・・・・よく見てるよ、本当。)しかし、ナインの好守で、いつもの自信を取り戻していきます。「いや、たすかりました」「守備の方は俺たちに任せとけ」「よくやったぞ近藤!」自分一人でなんとかしなきゃと思わなくても、みんなが助けてくれる。近藤にも周りを見る余裕が出てきたようです。ようやくかみ合ってきたなあ。
小室とも、以前と比べると随分意思疎通できてきてるようで。(さ、とどめはここよ)(よしきた)ってな感じで。
5回。イガラシ出塁のあと、南海バッテリー片岡と二谷、5番近藤舐めてます。あのー、一応昨日ホームラン打ってるんですけど・・・・ひどい。
いきなり、イガラシからバント指示が!近藤、「ちょっ」やる気そがれつつも、堅実にこなします。サインプレーちゃんと見落とさずできました。(イガラシも懲りずにサイン出す辺り、近藤相手でも要求水準下げないんだなあ、だから近藤もなんとか伸びていけるというか。)
松尾がけなげなの、「よし、近藤さんを何としても返してみせるぞ」って、いい子だなあ。
しかし、近藤、バンザーイしながらホームへ・・・・て、アホです・・・・。慌てて突っ込んで、鼻の下の長い男片岡と激突!
悪態はつくけど気はやさしいんだな近藤、「大丈夫、鼻血でてるけど」で、ぶん殴られた!。
真っ先に走ってくるのが曽根と佐藤って、(いや、次の打者と3塁にいたからでもあるけど)近藤世代仲間思い・・・・?と嬉しかったり。

近藤負傷!!!



えーと。
谷口ファンには心臓に悪いです、はっきりいってトラウマです。
下手すると谷口編の使い回しともとられかねない、この指の怪我。
考えちゃいますよ、近藤にこんな怪我させることの、意味を。この、南海戦が何なのか。

一年から、少しずつ成長してきた近藤。
イガラシから戦力として期待されている。それなりに頼りにされてもいる。
イガラシの指示の下で動いていたけれども、自分で考える芽は持っていて。
でも、まだイガラシの手の中。もっと、本当に一人で立てる、ホントの意味での
イガラシに信頼されるための。
・・・・通過儀礼、もしくは最終試験
この怪我の意味、もう、それしか考えつかない。
だから、「谷口さん」と同じ指の怪我、なんだよ。認められなければならない相手がイガラシだから、
近藤がイガラシと肩を並べるほどになるためには、「谷口さん」と重なる怪我を、超えなきゃならなかったんだ。
(そのひと神経がにぶいんとちゃう?)と、近藤の土俵に引き落として、そこから近藤は「谷口さん」を超え始める。
怪我のあと、じれったさ、ふがいなさ、必死のダイビングキャッチ、かけ声もだせないイガラシに自分が何も出来ない悔しさ、「よかったらワイに」といいながらまだ根性がイガラシを超えられない揺れ具合「ほな、もう少し後でってことに」、それでも自分に出来ることを、「人差し指を使わなくったって!」ライト渾身のバックホーム。
「しっかりたのむぞ・・・あてにしてるからな・・・」「は、はいな」
限界のイガラシに託されて、丸井に背中を押されて、自分から(ここまでで限界)を外して(とっくにリミッター外してるイガラシが引き金になって)、痛みをこらえて全力投球をしていく、近藤。
「折った人ができたいうんに、ワイにかてそれぐらい、へへ」顔つきが変わっていく。
全力でど真ん中へ。「何も考えずど真ん中へ」と少しでも近藤の負担を減らそうとするイガラシの思惑すら乗り越えて、近藤は自力でスクイズの球を捌く。
最後の近藤の渾身の一球を捕るのがイガラシ、というのが、もう泣けて泣けて。応えた分だけ、応えてくれる、そんなこの二人のやり取りが、すっごい好きだ。
で、近藤がラストにぶっ倒れるのも、「試験合格〜」と考えると、すとんと落ちるんだなあ。よかったね、近藤。
一人前ってこと、だよ。おめでとう。

・・・・・、おっと。
レポート用紙4枚分を一気にはしょったもんで、小室のこと触れてないじゃん。
ケガの後、近藤の球受けるまでの小室は、まだ近藤の評価低い。
「狙い打ちされるってことも考えられるし、ライトかえといたほうが」「あの程度の球じゃ・・・」
ある意味、いたって真っ当な評価でもあるんだけど。あとあとのプレーも見て思うんだけど、小室って、もしかしてあんまり融通きかないタイプ?セオリー通り、というか非常に真面目な答えを出す子なのかなあ。
それでも、9回表、
「心配するなって。お前の重い球がやすやすと打ち返されてたまるかよ」
ど真ん中を要求する捕手って、なんでこう腹がすわるんでしょう。
「がんばれ近藤!なんとか下位打線でカウントをかせいどくんだ」←はじめてがんばれって言った気がする。
しかしランナー気にせずど真ん中、なのにスチールされるや外しちゃう小室、まだ腹がすわりきってないよ。
丸井さんに怒られる小室「いくらにぶいったって奴だっていきもんだぜ」
いや、小室、イガラシ相手でもおんなじでしたから・・・・この、うっかりもん。
小室の成長はまだかかりそうな気配っす。
Comment

近藤の男前を検証してみる7(和合戦)       2008/4/29


南海戦でほぼ成長したかな、と思うので、今回からタイトルがかわります(おい)。
しかし、昨日書き忘れたが、頑張った近藤に「あまったれんな」てちと冷たくありませんか、久保とみなさん。
いいんだいいんだ、どうせ。どんだけ頑張ったら褒めてもらえるんでしょうねえ彼は。

さてさて、北戸、南海は近藤の成長に大きく関わる試合でしたが、和合戦は、もうイガラシのものだと思うので、
あんまり近藤だけみててもしょうがないんだ。
・・・・ですが、目で追っちゃうものはしょうがないよね。
控え室。「近藤の裸なんてあったっけー?」と以前聞かれましたが、はい、ここにありますよん。え、喜ぶのは私だけですか、はい、いいんだいいんだ、どうせ。みんなイガラシの肩チラに釘付けさ。
ところで、湿布、日光にあたるとかぶれを起こす製品もありますので、スポーツする皆さんは注意書きを良く読んで下さいね。
さてと。
始める前に近藤の速球派投手としてのレベル、一応振り返ってみると。
江田川戦前は井口より遅かったのが、試合直前に同じぐらいの速球になり、その後もスピードアップしつづけ朝日高も打ち崩せないくらいになり、北戸の戸田とは同じくらいの速さですが近藤の方が少しだけ重い、で、この前年度優勝校/和合の中川は近藤より速いようなので、中学全国レベルで2番目ってところでしょうか。これで、3年になるとすごいカーブ身につける訳ですから。
・・・・なんで、判ちゃん所の投手王企画、井口に負けたんだ・・・・。パパ、ぼくくやちい。
オツムの差、ですか・・・・。(今投手王企画読み返すと、純粋すぎる近藤、って書かれてる方がいらっしゃるのがなんか嬉しい。)

で、試合から男前ひろってみました。
男前+1点。「ワイの強肩をしらんな」きゃあーーーー。もう、ライト穴だなんていわせないから。カッコいいよ、近藤。
男前−1点で差し引きゼロ。丸井さんに久々に褒められて、調子に乗る。いや、正直でいいと思うのよ、わたしはね。肩肘張ってなくて好きなんだけどねえ。

8回、マウンドでのピンチ。でも、もう、安心してみてるんだよ、投手としてやるべき仕事は身につけているから。
満塁で迎える強打者長尾に、「念のためワンポイントキャプテンが投げては?」小室の意見もアリだけど、イガラシ、近藤を信頼してるんだな。重い球なだけじゃないよ、きっと・・・・と思う。
結果として打たれたけど、2点入っちゃったけど。ピンチを止めたのがイガラシと小室。
その裏。近藤打ったー!
「ツーベースは間違いなかったんスよツーベースは!」怒られてます。
サイン勘違いして走った!あんた・・・。
うーん、やっぱり近藤だわ・・・。うっかり2点。
近藤の鈍足でスクイズって、イガラシの作戦勝ちだよねえ。

9回の近藤。ボールの血のりに気がつくイガラシだけども、もう、近藤は表情も変えないし、痛いとも言わない。
小室が気がついてないはずはないと思うんだけど、このあたり、もう小室と近藤もすごく集中してるんじゃないかなと想像します。
(そこは流し打ちがあるやんけ)(引っ張られるよりよっぽどましさ)(う、うむ)
近藤が、あの近藤が、小室を信頼して投げてるのが分かる。
だから、かな。
状況を判断してピッチャー交代を告げるイガラシに、なんとも言えない顔を見合わせる二人のコマ、好きなんですよ。和合戦、このコマでようやっと、私は捕手・小室が好きになりましたよ。
あ、その後の「まかしとけって!残りはあと二人じゃねえか」な、お兄ちゃんなイガラシも大好き。

最後の打席の近藤は、そりゃあもう、イガラシ編の集大成みたいに男前です。
「ワイが歩きで返してやるさかい」田所さんですか!あんたは。
一生懸命さと、丸井さんと二人して思いは同じ、丸井がちゃんと深い所で近藤を理解してるシーンも、丸井と近藤が男前でいい。
必死の思いで打った球は、決していい当たりじゃないのがちば先生だよなあ・・・。

近藤はいい男です。
おおらかで、ドジもやりますが、いい男です!
近藤ばんざーい!!!!

で。近藤編やるかどうかは不明。いや、全編近藤だしさ、ミーハーなコメント一色になること請け合いだし。

  

「まだ力が入っていたとは」
和合戦ラストの素振りを模写。
トップ絵にするつもりだったんですが、色塗ったら近藤じゃなくなったので、あきらめた。
ここのシーンのちばセンセの描かれる近藤の腕は、見惚れてしまう、つうか、もう、
色っぽいとすら思います(断言)。

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